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2018年 自然学校講座~四季コース~ 9月

2018年9月18日

久しぶりの四季メンバー。
こんがり小麦色に仕上がった人、髪切った人、ちょっと違っているようで、
でもやっぱり変わらない、小学校の夏休み明けみたい。
ただいま、みんな。ただいま、つっち~。

今回は活動前にレストラン「松風」へ鹿肉カレーを食べに行くことに。
スパイシーなカレーにあっさりした鹿肉が合う。鹿肉のタタキも美味!
食べながら8月のキャンプ実習の話をしたり、夏休みの話をしたり・・・

夏休みに家の庭に6mのウォータースライダーを作ってしまったメンバーも!
すごい! 来られないメンバーも写真で参加して、改めて全員集合!

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さて、9月四季コース1日目。
今回の講師は「ちゃい」
水圏を得意フィールドとする彼女からカヤックの講座を受けた。
カヌーとカヤック、見た目は似ているようで実は全然ルーツがちがう。
カヌーは木材をくりぬいたオープンデッキ構造で、樹木が多く生育できる
温暖な地域が発祥、一方カヤックは海獣等の獣骨で骨組みを作って、
それに獣皮を張ったクローズドデッキ構造で、寒い地域が発祥とのこと。

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ふむふむ。

これらのことから、カヌーは森の産物、カヤックは海の産物と言われるらしい。

ふむふむ。

カヤックやSAPはパドルスポーツと呼ばれていて、
ちゃいが考えるパドルスポーツの魅力は「自分自身がエンジン」とのこと。
なるほど、実際にカヤックに乗る2日目まで覚えておこう。

さてさて、講座の後は...
テントを張って、バーベキューをするだけ!

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おお!なんだか先月までのいつもと雰囲気が違う...自由度が高くなったというか...
そう!ボランティアでキャンプスタッフをしたメンバーもいたけど、
今回は私たちが主役、私たちの夏休み!

やふー!!バーベキューだ!テントだ!花火だぁ!

本栖湖キャンプ場の人があまりいない奥の方、ここを我らのキャンプ地とする!
前回講師のあなご先生の教えを思い出しながらテント張り。

みんな前回より張るのが早くなってる!テントっていいよね、
秘密基地みたいな、巣穴みたいな雰囲気が原始的な部分を掻き立てるよね。

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そしてお待ちかねバーベキュー
この頃には雨が本降りになってきたけど我らがキャンプ地は高気圧、
要はおてんき!(ハイテンション)

ちょっと早めに乾杯して、さぁ、食べるぞー

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たくさんのお肉と、たくさんのホールアース農場の野菜、お米。
ダッチオーブンも大活躍、ごはんも上手く炊けたし、あと人気だったのが
ハッセルバックポテト。もっちりポテトとチーズベーコンの風味がたまんない。
皆、次々に食す!

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家族でのキャンプでは焼き役で食べ役に回ることができないメンバーも、食す!
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食べるって幸せ。ホールアース農場の野菜って美味しくて大好きだけど、
四季のメンバーたちが食べるの好きってとこも好き。
そんな仲間と食べるご飯は格別。

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雨が弱まったところで花火して、四季では定番となってきたカードゲーム時間。
四季ではここ数回カードゲームのおかげで寝不足者続出、今日こそ早く寝る!
だから許してつっち~!

と思っていたけど、「人狼ゲーム」のチョイスがあれだった。
楽しすぎて今回も夜更かし。ごめんねつっち~!(笑)

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2日目、みんな、おはよう

朝ごはんはサンドイッチとポテトサラダとスクランブルエッグ
「昨日食べ過ぎた・・・」というメンバーも
「ポテサラなら永久に食べられる」というメンバーも
エネルギーチャージ!お天気もなんだかもちそうだ。

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朝に本栖湖の下見に行ったつっち~とちゃいは、
本栖湖に架かるおっきい虹を見られたそう。

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壮観だろうなぁ、もう、起こしてよー!

岸でちゃいのパドルレクチャーを受け、カヤックを選ぶ。
紫のカヤック、相棒としてウルトラバイオレッド(UV)と命名。
かっこいいでしょ?

いざ本栖湖へ!
昼過ぎには竜ヶ岳からの吹き降ろしが強くなる、とちゃいが言って
いたけどすでに風は強め。風に逆らいながら、たまに背中を押されながら邁進。

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本栖ブルーがきれいなのはこの辺だよ、と言われ転覆しないように湖を覗き込む
おお・・・
青い・・・
碧い・・・
あおい・・・

パドルを深く差し入れてもその先が見える透明度
ちゃいはその青さと透明度に魅せられたらしいけど、なるほど、と納得してしまった。

ちょっと頑張って隊列の先頭に出てみる。
正面に連なる山々、左手に構える竜ヶ岳、それを覆う雲、自身の下に広がる本栖湖。
「自分自身がエンジン」という言葉を反芻する。

精一杯漕げばたくさん進める、ゆったりと漕ぐ間もどっしりと静かに受け容れる。
でも自分が力尽きたら帰られない、大自然に飲み込まれてしまう。
壮大で、荘厳で、怖い。
"畏敬"という言葉が一番近いのかもしれない。

昔の人も、もしかしたらこんな大自然を前にこの言葉を作ったのかもしれない。

そんなことを考えているとちゃいから提案「カヤックで鬼ごっこしよう!」
鬼に決まった人から遠ざかるカヤックたち、まるで小魚の群れのよう。
追いかける方も追いかけられる方も、不慣れなカヤックのハンドリングに四苦八苦。
スピードが出ない。小回りが利かない。それでも鬼ごっこの使命、逃げねば・・・!

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普段はクールなメンバーが笑いながら追いかけてくる。怖い。
いつも笑顔なメンバーも爆笑しながら追いかけてくる。怖い怖い。
日本の人口のうち、カヤックで追いかけられたことのある人ってどれぐらいいるんだろう。
日本でも貴重な数%に入れた気がする。

次は横一列に並んで筏状に隊列を組んでみた。
その一列に並んだカヤックの先端部を飛び石のように歩けるかチャレンジ。
これが意外に難しい。

カヤックの先端部は思ったより凹む上に、水上を漂うカヤックは不安定。
カヤック同士が離れないように筏を作るメンバーの手にも力が入る。
渡り切れず落水するメンバー
渡り始める前に落水するメンバー

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そんな中、ゴジラが街を壊すような様相ながら渡りきったメンバーもいた。
ゴジラに踏まれ浸水したカヤックもあったし、ゴジラに膝を踏まれた人もいたけど、
みんなで掴んだ成功だ!やったー!

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その後のフリータイムではカヤックでのんびり過ごしてみたり、
シュノーケリングしてみたり。寒がりで普段は水に入りたがらないメンバーが
珍しく水に足をつっこんでいてびっくりしたり、各々が全身で本栖湖を満喫。

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はしゃぎまくって冷えた身体を昼食で暖め、ちょっと早めに振り返りタイム。

いつも思うけど、こうやってみんなの感想聞いていると同じ体験をしているのに
感想や感動ポイントが違うよね。

例えば、テントに当たる雨音。
私にとっては煩わしくて寝られなかったけど、逆にその音が心地よくて
よく寝られたってメンバーがいて、おーと思った。

「雨=煩わしいもの」という決め付けが自分の中にあったのかもしれない。
今度はもっと別の視点で世界を見てみたら、もっと世界が楽しくなるのかもしれない。
みんなで、同じ体験をする。それぞれ感じたことを共有する。それが大切なんだね。

そんなことに気づき、あっという間に終わった9月の四季。
もっともっとみんなのこと、みんなの感じてること知っていきたいと思った。

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四季コースは折り返し地点、焦るような、でもちょっと楽しみが上回っているような。
次回に思いを馳せながら、結局眠気が勝った帰りのバスでした。また来月!

文:21期生 こと(九石)


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