こんにちは。講座生のティ~です。今回は講座生がブログを書きます!
〈1日目〉
まずは味噌作り。どうできるのか、知っていそうで知らなかったこともありました。麦味噌やら米味噌やらと言うのは、何をもとに麹を作っているかだったんですね。
茹でた大豆をまずすり潰しました。これがなかなか大変。みんなでひたすらつぶし続けました。麹と塩を加えてよく混ぜ合わせます。混ぜまぜしているとだんだん何かの形に。サーフボードに手にはミカンを持った人型に(笑)
原料は大豆と麹と塩だけ。手間はかかるけど、混ぜたら後は微生物が美味しく仕上げてくれる。見えない世界の不思議な力ですね。熟成して味噌となるのが待ち遠しい。
毎日何気なく食べている味噌がこれまで以上に味わい深くなりそう。
次は、うどん作り。11月は麺が切れ切れになってしまったので、再チャレンジ。コネコネして丸めるところまで。上手く行ったかどうかは、二日目に・・。
夕飯はシカづくし。みそ鹿グラタンにローストディアー。鹿肉ってかなり筋?が多いんですね。銀色に見える筋を取り除くのは結構大変。身は牛肉の赤身から脂肪を取った感じ。初めてのジビエ料理の感想は、うん、美味しい。嫌なにおいも別にない。赤身で噛みごたえはあるかな。肉の処理や料理の仕方で変わるんだろうけど、これらならいける。
そして、お酒をのみながら狩猟についてアナゴさんから話を聞いた。戦後一時期激減した獣たちを保護して回復させたが、今後は増えすぎてしまい様々な害が出てきている。自然に与える人の影響の大きさを感じた。これからの獣との関わりを色々考えさせられた。
二日目
朝起きて早々に狩猟体験に山へ。
山道で車からおりて周りを見て、これが獣道だと教わった。確かに細い跡がついている。水が流れた跡だと思っていたのが獣道だった。よく見ると爪の跡もあるし、上ったのか降りて行ったのかもわかる。それまでただの山の斜面が、全然違った見え方になった。さらに良く見れば、獣が通ったであろうところの笹や葉っぱが食べられていた。こうやって森が傷ついてしまうのか。
今回は罠にはかかっていなかったけど、罠の仕掛けを体験。罠の上に足をのせると、ガシャッと挟まれ足の先にワイヤーが絡まった。単純だけどワイヤーは振り払ってもとれない。とはいえ獣たちも頭が良いから、そう簡単には踏まない。どこをどう通るか、どこに置けばかかかるか、知恵競べですね。
山に分け入ると、寝床があったり、ぬた場があったりして、獣がいた痕跡がそこにある。最後に「鹿の気持ちになって上まであがってみましょう」と言われ、思い思いに上ってみた。「歩きやすいところを探しながら歩くと、意外と獣道を歩いていたり、人間の道に出たりする。」獣の気持ちになってみて登ってみたものの、ちょっと上がっただけなのに息がハアハア。こんな獣ではすぐ捕まってしまいますね。
山に入る前と帰りでは同じ山道なのに全然違うように見えました。
森の家にもどってからは、昨日のうどんの仕上げ。うどんをのばして、切って麺の形にして、茹でて。そして、今回はちゃんと麺になりました。成功〜。
見えないものが働いて味噌になったり、見えないけれども獣の跡があったり、見えないものを色々知った二日間でした。
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