行政と共に歩む理由 ホールアース自然学校の想い
信頼と実績から、新しい機会の創出へ
日本では2010年に「新しい公共」が国家戦略の柱の1つとして登場しました。時を同じくして、アメリカのオバマ政権においても、ソーシャル・イノベーション・ファンドが創設され、私たち社会セクターの果たすべき使命が、さらに大きくなりつつあると実感しています。
ホールアース自然学校には、創業以来、「開拓精神」や「臨機応変」、「試行錯誤」といったDNAが脈々と受け継がれています。学習と軌道修正のスピードが早いため、結果的にサービスの継続的な成長に繋がっていると自負しています。
しかしながら、公共サービスの担い手たるためには、自分たちの取り組みを体系化させ、他の地域へと横展開していくことが求められます。行政と共に歩む理由は、まさにここにあります。
ありがたいことに、私たちの活動領域が拡大するにつれ、文科省や環境省・林野庁といった従来からの協働に加え、近年では経産省や国交省、農水省関連の事業を受託するケースが増えています。
このことは、これまで私たちがお会いすることのなかった方々との出逢いの機会が増えたことを意味し、横展開の可能性が拡大したと申し上げても過言ではありません。
今年もまた、新しい協働の機会を賜りますように。
田中啓介(ホールアース自然学校東京事務所長)
