里山のようちえん 10月 きこり体験とパン作り

きこりになって、森とのつながり、木々の命を感じよう

富士山麓に広がる森の中で長い間生きてきた木々たち。
大きな木、まっすぐな木、細い木、どれもそれぞれ違います。

さぁ、きこりになって、大きな木を伐り出してみよう。

木の下に立ってまっすぐ上を向いてみると、いつもとは違った景色が見えてきます。
どの方向に倒したら上手く倒れるかな？
森をよーく見てみて、倒れる方向を考えながらノコギリを入れていきます。
でも、ただ、ギコギコすれば倒れるわけではありません。

まずは倒れる方向を決める「受口（うけくち）」をつくる。
これでおおよその倒れる方向が決まります。
そして倒すための「追い口」を入れていきます。
ノコギリを使うのは本当に難しい。

​だけど、みんなで協力すれば大丈夫。

​カーン、カーン、カーン

クサビの音が森に響き渡る。

​ミシミシ、ミシミシミシ

​大きな樹の根本から幹が裂ける音がする。

​「倒れるぞ――！」

​ドスーン！

​体に感じる振動、伐ったばかりの木の香り。
お家にあるような木とは違う。

​木を倒すこと、木を使うことを知る2日間。