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19ふくしま遊牧民キャンプ~サバイバルチャレンジ【中級編】~2日目【ホールアース自然学校福島校】

2019年9月15日


サバイバルチャレンジ2日目の朝を迎えました。

普段ならなかなか起きられない朝も、テント泊で迎える朝は目覚めが良い。
これも太陽が沈めば寝て、昇れば起きるという野外泊ならではの習慣でしょうか。

起きて最初はご飯炊きからスタート。
今日は湖南町探検があるため、お昼のおにぎり用ごはんもここで一緒に炊いてしまいます。
昨夜のレクチャーを思い出しながら、必要となる薪をみんなで役割分担しながら用意していきます。
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必要数がだいたいそろったところでいよいよ点火へ。
みんなに与えたマッチは3本。
この本数で無事に火が点けられるのか?!

昨夜たるるがどのようにして火を点けたか、思い出しながらやってみるものの...
なかなか火がつかない様子。
あっという間に3本のマッチを消費してしまった模様。

追加のマッチをあげる前に『何がうまくなかったのか』をしっかり考えさせます。
火を点ける場所なのか、薪の組み方なのか、マッチを入れるタイミングなのか...
闇雲にやるだけではいつまで経ってもうまく火は点きません。
何が原因なのかを突き止め、改善策を練って取り組めばこその成長があります。

みんなが出した結論は、薪の組み方とマッチを入れるタイミングがよくないとのこと。
それらを踏まえ、薪を組みなおし、マッチを2本追加します。
4本目でもうまくいかず、迎えた5本目...

ようやく火が点けられました!
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ここからは適宜薪をくべ、羽釜からの音、湯気などに注目しながら炊いていきます。
そして炊くこと十数分...無事にご飯が炊き上がりました。
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炊き上がったご飯を中心に朝食の時間です。
朝早くから苦労して炊いたごはん。
残さずにしっかりと食べてくれました。
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食事後の片付けも昨日と同じように、自分の使ったお皿は自分できれいにしていきます。
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朝ごはんを食べた後は、お昼ごはんのおにぎり作りです。
ここも自分の食べる分は自分でしっかり作る。
2種類のおにぎりをみんな上手に作ることができました。
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そしていよいよ探検に...の前に、みんなにここで地図の読み方について伝授します。
探検と言えば...地図読み、地図読みと言えば...コンパスです!
コンパスを用いて整地をしたり、現在地の確認をするなどの基本的なことをみんなに説明しました。
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ひと通りの地図読みの説明が終わったら、これから始まる探検についての詳細をみんなに伝えました。
班編成をせず、グループ活動をほとんどしないのがホールアース流のキャンプですが、
この時間だけはチームに分かれての活動になります。
今回は参加者8名を4名ずつの2チームに分けました。

このメンバーで湖南町探検をするわけですが、
探検と言っても、ただ歩き回るのではなく、各地にチェックポイントを準備し、その場所でお題に沿った写真を撮りながらポイントを稼ぎながら進んでいきます。

探検におけるルールはいくつかありますが、
特に大事なことが2つ。
行動する際はチーム全員がひとつとなって行動すること、
そして決められた時間内に戻ってくることです。
特に後者については、決められた戻り時間から1秒遅れるごとに-100点という厳しいペナルティが。
仮にすべてのチェックポイントを回ったとしても300点と少しほどにしかならないため、
どんなにがんばってチェックポイントを回ったとしても、3秒遅れただけでみんなの努力は水の泡。

各チームそんなルールに気をつけながら、いかに効率よく地域内を回り得点を稼いでいくか、地図とにらめっこしながらみんなで作戦を考えます。
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作戦もばっちり練って、今度こそこなんまち探検のスタートです!
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地図に書かれたチェックポイントを探していきますが、これが意外と見つからない。
そんな時は先ほど学んだ地図読みを思い出して、コンパスを上手く使いながら自分たちの行きたい方向を定めていきます。
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ようやく見つけたチェックポイントでは、全員そろってお題のポーズ。
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また、探検の途中には、秋らしい、こんな風景にも出逢うことができました。
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探検の方は、両チームとも1点を争うデッドヒート...というわけでもなく、広いエリアにも関わらずいつの間にか同じ方向を目指すようになり、同時に同じチェックポイントに到着、そしてなんと2チーム合同での撮影へ。
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最後は対決、というよりも遠足(?)のようになってしまいました(笑)
果たしてどちらのチームがより多くのポイントを稼いだのか、この結果は、明日発表予定です。

探検から戻ってきたら、お風呂へ行く予定でしたが、この後の天気予報を確認したところなんと最終日となる明日は雨の予報も。
せっかく今日は天気もいいので、急遽このまま晴天の下でフリーチョイスをすることにしました。

子どもたちのやりたいことを聞いて、それに合わせた選択肢から遊びを決めるフリーチョイス。
今回は①竹食器の改良、②湖でじゃぶじゃぶ遊ぶの2つを用意しました。

①竹食器の改良組は、実際に使ってみた時に感じたことを踏まえながら、さらにカッターややすりがけをしたり、中には全く新しく作り直す者まで。
試行錯誤を繰り返しながらより使いやすい食器を目指し、黙々と作業しました。

②湖でじゃぶじゃぶ組では、水切りが大人気。
より多く石を跳ねさせるために、石選びから投げ方の工夫まで余念がありませんでした。
また、えびや魚を見つけ、中には素手で捕まえてしまうつわものまでも出現!!

時間を目一杯使いながらそれぞれ楽しみました。
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ひとしきり遊んだ後はお風呂へ出発。
身も心もほっかほかに温まり、これまでの疲れを癒しました。

お風呂から戻ってきたら、このままゆっくり休憩...なんてできるはずはありません(笑)
みんなにはやらねばならぬ大事なことがあります。

そう、ご飯炊き。
しかも今夜のご飯は、羽釜も使いません。
炊飯に使うのは、竹です。
食器に利用するだけでなく、今回は竹を炊飯にも活用します。

まずはいつも通り薪の作成へ。
慣れた手つきで準備していきます。
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とここではっとあることに気づきました。
夕暮れ時となり、湖畔の風景がなんともすばらしいものになっていたことに。
せっかくなので一度作業の手を止め、集合写真を撮りました。
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心が洗われたところでご飯炊きの続きの作業、火付けリベンジです!
朝の反省を踏まえ、薪の組み方、マッチのつけ方に細心の注意を払い、いざ点火へ。
すると...
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なんと朝よりも少ない本数で火を起こすことができました!
米の入った竹を並べて炊飯スタート。

熱伝導が悪く、水分も多い竹は炊飯には適していますが、その分時間もとてもかかります。
その間、火を絶やすことなく火力調節をしながらつけ続けなくてはいけないため、薪も適切なタイミングでくべなくてはなりません。
根気のいる作業でしたが、みんなで協力してこのミッションに取り組んでいきます。

火を点けてから約50分、いよいよ炊き上がりのとき。
緊張の瞬間です。
できたご飯はこんな感じ!!
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大成功です!!
もうあたりはすっかり暗くなり、お腹もぺっこぺこ。
すぐに夕ごはんとしました。
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竹で炊いたご飯は、竹の風味もついて本当に絶品!
もりもり食べて、夕ごはんも完食しました。

夕ごはんの後はみんながお待ちかねのキャンプファイヤーの時間です。
キャンプファイヤーと言うと、薪が大量に組まれた大規模なものを想像しますが、
ホールアース自然学校では薪を無駄にせずにその時で使い切るという観点から、焚き火のような小規模な火を使って行います。

その代わりたくさんのゲームをして、キャンプ最終夜を大盛り上がりで過ごしてます。

ここまでの2日間を一緒に過ごしてきた仲間との最後の夜。
そんな特別な夜に火を囲んで思いっきり楽しむキャンプファイヤーは本当に格別です。
笑いの絶えない、大盛り上がりの夜をみんなで過ごしました。

1日目以上に盛りだくさんだった2日目。
最後の夜はテントで仲間たちと語らうと言っていた子どもたちでしたが、今湖畔に聞こえるのは虫の鳴く声だけです。

とうとう明日は最終日。
最後の日のチャレンジは何が待っているのかな。


ホールアース自然学校福島校
キャンプ長 たるる


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