わくわく探検隊スペシャル3日目の朝を迎えました。
昨日までの疲れもあり、今日はいつもより少し遅めの起床。
それでも気になるのは今日の行き先のこと。
「今日はどこへ行くの?」
朝一からそんな声が子どもたちから上がっていました。
今日の行程を伝えるのはもう少し後、その前に昼ごはんづくりをします。
今日の昼ごはんはオープンサンド。
ジャムや卵を使って思い思いのサンドイッチを作ります。
そしていよいよ行程の発表。
みんなの今日の予定は...
「滝を観に行き、そのあと大きな公園で遊ぶ」
となりました。
選ばれたのは前日の話し合いの①のプランでしたが、
他の選択肢であった山登り、猪苗代湖で遊ぶについても考慮し、
滝までのルートは山登りに近い少し難易度の高いもの、
猪苗代湖については4日目のフリーチョイスでも選べるようにするとしました。
みんなのやりたいを実現させるための考えうる最良の行程として丁寧に説明したところ、
子どもたちにも納得してもらうことができました。
みんな本当にありがとう。
行き先が決まったところで、1日動きまわるために大事な朝ごはんの時間です。
この日も朝から日差しが強く、気温もぐんぐん上昇していく中、
料理長わっきーの計らいでメニューは冷たいぶっかけうどんです。
トッピングもたくさんあり、朝からチュルチュルっとたくさん食べました。
朝食後は滝に行くための準備をし、出発です。
バスに揺られること約1時間、歩き出しの場所へ到着しました。
滝を目指す前に、日本の名水百選にも選ばれている湧き水の出る場所を目指します。
目の前に流れている水を汲んで飲むということにはじめは抵抗感のあったようですが、
1人が飲んでみて「うまい!!」というと僕も私もとみんな水を求めていました。
また、
「どうして夏なのにこんなに水が冷たいの?」
「これだけ大量の水はどこからきてるの?」
と子どもたちから疑問の声も続々と。
子どもたちの好奇心をくすぐるひとコマとなりました。
湧き水で喉も潤し、トレッキングも再開。
道中は足元が滑りやすいところや水溜りができているところ、
傾斜のきつくなるところなど様々ありましたが、みんなで声を掛け合いながら進んでいきます。
風も心地よく、木陰は体感温度もちょうどいいくらいで、絶好のトレッキング日和でした。
そしていよいよ滝の見える場所の目の前まで到着。
ここからはちょっとしたゲーム感覚で進んでいきます。
名づけて「目隠しいもむし」!!
目の前に広がる光景を全員一斉に観るため、顔を上げたい気持ちを抑えつつ進んでいきます。
「顔を上げていいよ!」の声で観てみるとそこに広がっていた風景がこちら。
子どもたちの表情も良い顔しています。
落差25mの大瀑布に子どもたちも大喜び。
さらに希望者は滝つぼ近くまで行ってみます。
滝つぼには虹がかかるポイントがあったり、ミストを浴びることができたりと大満足でした。
帰り道には虫の観察をしたり、森の雰囲気を楽しんだりしながら滝を後にしました。
歩いている途中からおなかがぺこぺこだった子どもたち。
駐車場に戻ると木陰を見つけてそこで昼ごはんにします。
お昼も全部食べ終え、今日のメインのもうひとつ、大きな公園に向かいます。
公園に着き、遊び前の準備運動を終えるやいなや、一目散に駆け出す子どもたち。
鬼ごっこに、ボール遊び、虫取りお花摘みや今回は特別に準備したハンモックも大人気!
昨日は少ししか遊べなかった分、心ゆくまで公園での野遊びを楽しみました。
あっという間の時間でしたが、子どもたちは大満足。
福島校に戻り、近くの温泉で今日の汗も流します。
そして、夕ごはんはホールアース名物の遊牧民カレーです。
もしも世界が10人の村だったら。
そのうち3人が箸でごはんを食べ、3人がフォークやスプーンでごはんを食べ、残りの4人はみんな手でごはんを食べている。
日本では「当たり前」のように箸で食べていても、実は世界では少数派であったりします。
多様な価値観に触れる機会として、ホールアース自然学校のキャンプでは手づかみでカレーを食べます。
大切なことは、日本にとっては「お行儀が悪くて嫌な食べ方」も、世界では「当たり前」だったり「大切なこと」だったりすること。
わっきーの話にみんな真剣に耳を傾けていました。
今回のキャンプはリピーターも多かったこともあり、いただきますの直後から誰も嫌がることなく手で食べ始め、
初めて参加した子どもたちも、初めてとは思えないくらいお皿をきれいにしながら食べてくれました。
3日目の最後はキャンプファイヤーです。
キャンプファイヤーと言うと、どうしても薪が大量に組まれた大規模なものを想像しますが、
ホールアース自然学校では薪を無駄にせずにその時で使い切るという観点から、焚き火のような小規模な火を使って行います。
その代わりたくさんのゲームをして、キャンプ最終夜を大盛り上がりで過ごしてます。
2泊3日のキャンプでは過ごすことのできない3日目の夜。
生活もご飯も遊びもずっと一緒に過ごしてきた仲間との最後の夜。
そんな特別な夜に火を囲んで思いっきり楽しむキャンプファイヤーは本当に格別です。
笑いの絶えない、大盛り上がりの夜をみんなで過ごしました。
ここまでの3日間、本当に遊びつくしてきました。
今日も今聞こえているのは子どもたちの寝息だけ。
とうとう明日は最終日です。
このメンバーで過ごせる最後の日。
明日も最高の思い出をみんなで作ろう!!
ホールアース自然学校福島校
キャンプ長 たるる
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