長いようで短かった4日間の最終日。
これまでの疲れもほとんど感じさせず、起床時間にはみんなしっかり起きてくれました。
自分の荷物の整理をして、拠点のお掃除をします。
そして最後の朝食。
今朝は混ぜご飯でした。
朝からみんなの食欲もいっぱいで、ご飯もあっという間に平らげてしまいました。
ご飯のあとはみんなが楽しみにしていたフリーチョイスの時間。
いくつかの選択肢から、自分が一番やりたいことを選んで自由に過ごします。
今回の選択肢は一昨日の話し合いで出た意見も考慮して
①猪苗代湖で遊ぶ
②学校の校庭で遊ぶ
③残ってのんびり過ごす
の3つとしました。
それぞれに分かれて活動開始です。
こちら猪苗代湖チームは、快晴で絶好のコンディションの中、
湖でみんなで浮かんだり、偶然浜の近くでキャンプをしていたワンちゃんと戯れたりして楽しく過ごしました。
校庭チームは全員でのドッヂボールに始まり、その後はおにごっこ、野球、虫取りなど
やりたいことが同じの仲間を積極的に見つけ、おもいっきり体を動かしました。
途中、ボールが木に引っかかり取れなくなる場面に遭遇した際は、
ある道具を使ってみんなで工夫しながらボールをとろうとがんばりました。
(ボールはみんなのがんばりもあり、無事に回収できました)
のんびりチームはみんなとお話しながらわいわい過ごしたり、
お昼に行う流し○○○のための竹樋づくりを協力して行いました。
また、高学年の子どもたちが脚本・演出したオリジナル物語をみんなで鑑賞する時間もあり、
私たちも楽しく観させてもらいました。
この日も朝からぐんぐん気温が上がり、とても暑い中での活動となりましたが、
各チーム適宜水分補給の時間を設けたり、塩あめを舐めたりして、楽しい中でも健康第一の運営を心がけています。
フリーチョイスのあとは最後のご飯の時間です。
実は初日から子どもたちには流すものがなんなのか、ずっと聞かれていましたが、
ようやくその回答をする時がきました。
今回流すのは...そうめん、ではなく、うどんです!!
のんびりチームが作ってくれた竹樋をみんなで協力して設置し、いよいよ始まります。
さらに今日は最後のご飯ということもあり、デザートにスイカも準備しました。
とここで、重要な発表が...
2日目の公園探検の景品の発表です。
景品は...スイカを優先的に選べる権利!でした。
1位になったチームから順番にスイカを選んでいきました。
と言ってもスイカは十分な量があるので、不公平さはほとんどありません!!
みんなで仲良くおいしくいただきました。
片づけをして、キャンプ最後のふりかえりの時間です。
今回は子どもたちひとりひとりに
・キャンプで楽しかったこと
・キャンプ中にチャレンジしてみたこと
の2つを話してもらいました。
特に2つ目のチャレンジしてみたことでは
「苦手な野菜を食べてみた」
「猪苗代湖で足のつかないところで泳いでみた」
「怖かったけど滝の近くまで行ってみた」
など、今回のキャンプでの子どもたちの小さくも大きな第一歩を聞くことができました。
私は子どもたちには初めてすること、今までやってこなかったことに積極的にチャレンジしてほしいと思っています。
そしてそれは「できた、できなかった」ということを基準にするのではなく、
「やってみようとする姿勢そのもの」を大事にしたいという想いからきています。
生きていく中で、どうしても成功体験だけを求めがちですが、成功の裏にはそれ以上の失敗した経験がつきものです。
しかし、失敗することを恐れ、チャレンジすること自体を放棄してしまうのはとてももったいないし、成長にもつながりません。
そしてチャレンジし続ける、新しいことに取り組むことで、その中から自分の好きなものや得意なことを見つけ、
もしかしたらそれが自分の一生ものになるという可能性もあります。
私自身、そのような経験の積み重ねを経ての今があるので、
今回のキャンプに参加してくれたみんなにもそんな風に生きていってほしいと願っています。
最後は全員での集合写真。
4日間、みんなと過ごせて本当に楽しかった!
またキャンプに遊びに来てね!!
成長したみんなにまた会える日を楽しみにしてるよー。
ホールアース自然学校福島校
キャンプ長 たるる
この記事へのコメント (0)