新型コロナウイルス感染症がなくなったわけではありませんが、
子ども達の成長に待ったはないため、この1年の時の重大さを真摯に受け止めつつ、慎重な議論を重ねた結果、
感染症対策を十分に施し、参加者の皆様にも参加前の検温などのご協力いただきながら
今夏の｢ふくしま遊牧民キャンプ｣を開催することとなりました。
詳しくはこちらのFacebook投稿もご参照下さい。

ーーーーーーーーーー

7月のわくわく探検隊も今日が最終日です。
昨日たくさん外で遊んだため、今日は起きてこないのでは...なんて思ってましたが、
みんなしっかりと起きてきて、そんなのは杞憂に終わりました。

荷物の整理をして、自分たちが使った施設内を手分けして掃除します。
　



掃除が終わったら朝ごはんの時間。
お揚げとてんかすがどちらも乗ったたぬきつねうどんをつるつると。
朝からみんなしっかりと食べました！
　

　

朝ごはんの後は、いくつかの選択肢から自分のやりたいことを選んで遊ぶ「フリーチョイス」の時間です。
ご飯を食べながら、何をしよう？、なんて話していた子どもたち。
今回は雨が降っていたこともあり、遠出はせずにみんなで福島校周辺で遊ぶことにしました。

編み物が上手な子が他の子どもたちに編み方を教えながら、腕輪や首飾りを作ったり、
縄跳びが得意な子はスタッフと一緒に大技にチャレンジしたりと、みんながそれぞれ得意なことをしながら遊びます。


また、偶然にも生きものが大好きなメンバーが集まった今回のキャンプ。
雨が止んだタイミングで最終日も福島校周辺の生きもの探しへ出発！
今回も虫かごいっぱいになるまでトンボやカマキリを捕まえまくりました！
(遊んでくれた虫たちは今回もキャッチ＆リリース)
　



後半戦は卓球とカルタ遊びで大盛り上がり！
卓球は今回が初めてという子も、この短時間でとても上達し、いい勝負を繰り広げてくれました。
子どもの吸収力って本当にすごいなぁ。。。

カルタは福島の方言を使ったおもしろカルタ、春のキャンプでも大人気だったやさいのカードの2種類で楽しく遊びました。
　

　

フリーチョイスの後は、みんな最後の一仕事、昼ごはんのための火起こし米炊きです。
最後は飯ごうからレベルアップして、羽釜でのご飯炊きにチャレンジです。

いつも通り、みんなで役割分担して薪を割っていきます。
そして、火をつけるぞ！、と早くもマッチを点火！
　

しかし...うまく点けられず、支給された3本のマッチを使い果たしてしまう...
ということは、恒例のあれですね。


ここでマッチを渡すと共に、なぜ上手くつかないのかもう一度考えてみることもアドバイスしました。
すると、点火に必要な小さいな薪が全然足りてなかったことにみんな気づきました。
早く点けたいのは分かるけど、まずは基本に忠実に準備をしっかりしてみよう。
再びみんなで薪作りをします。
　

薪も十分に準備し、どこにどうマッチを入れて点火するかも入念に確認。
そして...


見事、火起こしが上手にできました！
火加減はスタッフと一緒に見ながら、ご飯が炊けるのを待ちます。

待つこと十数分、果たして上手くご飯は炊けたのか。
ドキドキしながらフタを開けてみると...
　

おいしそうなご飯が炊けました！
できたところで最後のお昼ごはんです。
　

今までで一番元気にいただきます！
最後のご飯も残さずきれいに食べました。

そして、今までで一番元気にごちそうさま！


ご飯の後の片付けも自分でしっかりとやり、
最後はキャンプふりかえりの時間です。


3日間何をしたかをみんなでふりかえり、
楽しかったこと、またやってみたいことを一人ひとり発表してもらいました。
川や野原、川での生きもの探し、火起こし、肝試し、それぞれの楽しかったことがどんどん出てきます。
「全部楽しかった、全部またやりたい！」
そんな風にいってくれる子もおり、子どもたちの思い出に残るキャンプができたこと、私も本当にうれしく思います。
　

　


今年は思わぬ形で例年通りのようなキャンプとはなりませんでした。
いつもみんなに大人気の湖水浴やドラム缶風呂など、様々な事情から断念せざるを得ないプログラムもあり、
どれくらい子どもたちに楽しんでもらえるか不安もありました。

しかし、できないことを嘆いても何も始まりません。
こんな状況だからこそ、できることは何かを考え、
どうやったらよりよいプログラムとなるか考えること、
とにかく実践してみること、
そして参加する子どもたちと一緒にキャンプを創っていくこと。

結果、子どもたちの「やりたい！」のたくさん詰まった、世界にひとつだけのキャンプ、
子どもたちにもスタッフにとっても思い出深いキャンプになったと思います。
これも参加してくれた子どもたちの何でも楽しもうとする姿勢、
みんなで一緒にやろうという優しさ、
本当に子どもたちがいたからこそと思います。

参加してくれたみんな、本当にありがとう！！

そして、このような状況の中、快くお子様を送り出してくだしてくださり、
事前の検温などにもご協力いただきました保護者の皆様、本当にありがとうございました。

キャンプ最後の集合写真は笑顔満開、そして、変顔も満開です(笑)
　

またみんなでキャンプができる日を楽しみに待ってます！


ホールアース自然学校福島校
キャンプ長　たるる