新型コロナウイルス感染症がなくなったわけではありませんが、
子ども達の成長に待ったはないため、この1年の時の重大さを真摯に受け止めつつ、慎重な議論を重ねた結果、
感染症対策を十分に施し、参加者の皆様にも参加前の検温などのご協力いただきながら
今夏の「ふくしま遊牧民キャンプ」を開催することとなりました。
詳しくはこちらのFacebook投稿もご参照下さい。
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裏磐梯を舞台に、福島校今夏2本目のキャンプが本日よりスタートしました。
本日は3連休の最終日で山の日ということと、2日間雨天に見舞われた後の晴れの日ということもあり、
集合場所の不動滝駐車場は過去7年経験したこともないほどの込み具合でした。
此度コロナウイルス感染症拡大防止のため、原則現地での集合をお願いしました。
にもかかわらず、集合場所での混雑に見舞われご迷惑をおかけしました保護者の皆様、
上記致しました事情があったとは言え、申し訳ございませんでした。
明後日はお盆休み最中とは言え、平日ではありますので多少緩和されるかと思われますが、
改めてお気をつけてお迎えにいらしてください。
集合した後の子どもたちはキャンプ場に着くと、
慣れた手つきで名札とバンダナ作成へ。
それぞれ自分のものを作って身につけます。
そしてお昼ごはんの時間。
キャンプ最初のメニューは冷製豆乳うどん。
これから始まるキャンプのためにみんなしっかりと食べます!
キャンプ中はご飯を食べ終わった後の食事の片付けは自分でやることがお決まり。
片付けの方法もホールアース流の工夫があります。
食べ終わったあとの皿についた汚れ。
この汚れは最終的にはどこにいってしまうのだろう?
汚れた水をきれいにするために誰がどんなことをしてくれているのだろう?
そんな話から、身近なところからできることとして、以下のような片付け方をしています。
まず、お皿に残った食べかすはできるだけ食べる。
それでも残ってしまったものはヘラで丁寧に取り除き、
それでも残る油汚れは、着なくなったシャツなどの切れ端(=ウェス)を使って丁寧に拭きます。
ここまでやってはじめて流しにたどり着きますが、ここにも工夫が。
洗剤などは使わず、お米のとぎ汁を使って皿を洗い、きれいに流し、丁寧に拭きあげて片付け終了です。
(食器類の殺菌はその後スタッフがアルコール消毒、熱湯消毒を行っています)
いつもなら流しに持っていってすぐに洗ってしまうかもしれませんが、
少し手間のかかるこの片付け方でも、子どもたちはしっかりと実践してくれました。
片付けの後は、始まりの会がスタート。
各自の自己紹介をしたり、キャンプのお約束事を確認したり、キャンプ中に遭遇するかもしれない危険生物とその対処法についての説明をします。
そしてみんなが気になっている今回のキャンプのスケジュールの発表です...
なんと、ところどころに空白が?!
そう、今夏のキャンプはできる限り子どもたちのやりたいことを実現させたいという想いから、
事前に細かいスケジュールなどは決めずに、いつ何をやるかは参加する子どもたちと一緒に考えていくスタイルでやっています。
湖まで歩いて1分、森に囲まれ、自然豊かなこのキャンプ場を舞台にどんなキャンプが生まれるのか!
子どもたちのやりたいこと聞いて、スタッフも共に考えながら3日間の行程を決めていきます。
そうして完成したスケジュールは...
1日目
(この後)湖で遊ぶ
竹でマイ箸づくり
肝試し(ナイトハイク) or 星空観察の選択
2日目
カヌーで秘密のビーチへ大冒険
秘密のビーチで遊ぶ
虫トラップ
火起こしでご飯炊き
3日目
フリーチョイス(やりたいことを自由に選んで過ごす)
となりました!
スケジュールも無事に決まったところで、さっそく湖遊びの準備へ。
着替えも済ませ、ライフジャケットを装着し湖畔へ向かいます。
今回はカヤックインストラクターの資格を持つキャンプスタッフのじろーちゃんから
カヌー・カヤックそれぞれの漕艇法も教えてもらいます。
そして、自分たちが乗る舟は自分たちで準備。
自分の身体の何倍もある舟を、みんなで協力して岸まで運びます。
準備運動もしっかりし、いざ出艇!!
そして、自ら泳ぎたい組も出発!!
初めてカヤックに乗ったという子も多い中でしたが、みんなとても上手に乗りこなしています。
泳ぎ組も水泳が得意な子が多く、湖の中をスイスイと進んでいきました。
そしていつしか、水掛け合戦もスタート!
みんなびしょびしょになりながらも楽しみます!!
さらにはカヤックにつかまり、優雅に進む者も。
しかし、いつしか定員オーバーとなり...
見事に沈められました...(笑)
ひとしきり遊ぶと、気づいたらお日さまも落ちてくる時間。
準備と同様、片付けもみんなで分担して行いました。
そして順番にシャワーを浴び、
それと同時に竹を使ったマイ箸づくりをします。
竹を割って、切って、削って。
作業する姿はみんな真剣そのものです。
それぞれの箸が仕上がってきたところで、夕ごはんの時間がやってきました。
さっそくこのご飯からマイ箸を使って食べます。
実際に使ってみたところ、まだまだ改善の余地ありという子が多かったようです。
明日以降も合い間の時間を見計らって箸づくりは続けようと思います。
ご飯の後は夜のプログラム。
今回は希望制をとり、肝試しをするチームと星空観察をするチームに分かれることにしました。
肝試しチームは、人を驚かすような内容ではなく、
自然の中でしかできない度胸試しとして、ライトの明かりだけを頼りに林道を歩き、
さらには一定区間を1人または2人だけで歩いてみる体験をしました。
また、その後は目を瞑って森の中の音に耳をすませたり、
暗順応についての話をしながら、人間の身体の不思議に迫りました。
星空観察チームは湖畔にシートを広げてゴロン。
満点の星空をゆっくりじっくりと楽しみました。
星座のお話をしたり、
ちょうどペルセウス座流星群の極大時期が近かったこともあり、
たくさんの流れ星を観ることができました。
(いずれの活動も明かりのない大自然の中がベースであったため、写真の撮影はできませんでした。ご了承ください。)
初日からたくさん遊んで、たくさん笑って。
その影響からか、今はそれぞれのテントでみんなぐっすり眠っております。
明日はカヌー・カヤックに乗っての大冒険の日!
いっぱい楽しむぞ!!
ホールアース自然学校福島校
キャンプ長 たるる
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