台風が迫ってくる中雨予報での開催です。
事前に天気が悪いのでお休み頂いても構いませんとの投げかけもしましたが、
7家族17名のメンバーが集まってくれました。
まずは森の家ではじまりの会をしてからスタートです。
雨が強くなってきたので、予定を変更して
「柚子里庵」で脱穀作業をすることにしました。
・脱穀 稲わらから籾を外す作業
・籾摺り 籾を外して玄米にする作業
・精米 玄米を磨き白米にする作業
各作業にも色々な道具を使います。
足踏み脱穀機、籾摺り臼、唐箕、手箕・・・等々
(おやつは きな粉おはぎでした。おいしかった~)
色々な道具を使って精米をしていきます。
普段何気なく食べているお米ですが、実は稲刈りをした後の作業がすごく大変。
今は機械化された作業ですが、稲作の民族は数百年にわたり手作業をしてきました。
その作業をみんなで体感しました。
今年は籾摺り臼を導入したので劇的に作業が進みましたがそれでも大変な作業です。
17人で2.5時間作業をして出来上がったお米が7合でした。
いや~ お米の有難味を実感しました。
作業の後はみんなで温泉に行って埃っぽい体をきれいにして夕飯です。
アナゴの猟の師匠から頂いた鹿肉も頂いて楽しい時間を過ごしました。
合間合間に、部屋の隅では精米作業をしています。
夜は「お楽しみ会」
みんなで、ゲームをしたり、歌を歌ったり、踊ったりと大興奮の時間を過ごしました。
お楽しみ会の後には子どもたちが「月夜のお晩~」と呪文の様に唱える子が至る所に!!
夜中は大雨が降りましたが、翌日は雨が止んで動物のお世話に行けそうです。
「動物チーム」と「朝ごはんつくりチーム」に分かれて朝のお仕事です。
働かざる者食うべからず。みんなで楽しみながら体を動かしまず。
普段の生活だと起きたてのご飯になる子も多いかもしれませんが、
朝飯前の一仕事をした後はご飯が進みます。
朝からおかわりもたくさんしましたね。
午前中は、昨日精米したお米を選別しながら洗米をしました。
最後は籾が混じっているので手で選別。
お米を頂くのは大変ですね。
(左が今回精米したお米、右は機械精米の白米です。)
お米が洗えたら子どもたちはみんなで「五平餅」つくりです。
すこしゆるめに炊いたお米を すりこぎ棒 で搗きます。
だんだんお餅になっていく感覚を楽しみました。
「半殺し」(柔らかくなった状態)になったら割り箸につけて出来上がりです。
みんなで秋の恵みを頂いて大満足でした。
精米する大変さ
五分搗き米の香り
籾摺り臼の素晴らしさ ・・・等々
色々体感できた9月でした。
さあ、来月は命を頂くプログラムです。
キャンプ長 浅子智昭(あなご)
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