特徴

自然豊かな富士山の恵み
富士山麓ジビエの食肉は、雄大な富士山の「大地の恵み」を食べて生きている個体であることが、最大の特徴です。
また富士山西麓は酪農地帯なので、本来は乳牛用に育てている栄養価の高い牧草も食べて育っています。夏場になると個体によってはうっすらとサシの入る事もあります。
脂身の少ない赤身肉が特徴です。口に入れると、はじめにお肉らしい香りが広がり、その後噛めば噛むほどお肉本来の力強い味が出てきます。噛み終わる頃までしっかりお肉を楽しめるのが特徴で飲み込むのがもったいないくらいです。食べ終わると麓から見上げる雄大な富士山を想像させてくれるようです。

低温熟成
富士山麓ジビエでは、搬入されてから5日~7日のあいだ、冷蔵庫にて低温熟成させます。この事により肉中のアミノ酸が増加しより美味しく頂くことが出来ます。その後精肉処理をして出荷致します。

鹿肉と家畜肉の成分含有量特定結果

(100gあたり) エネルギー(kcal) タンパク質(g) 脂質(g) リン(mg) 鉄分(mg)
鹿肉(モモ) 95 21.1 0.6 193 3.5
牛肉(モモ) 191 20.7 10.7 180 2.7
豚肉(モモ) 128 22.1 3.6 220 0.9
鹿肉(ロース) 91 21.1 0.7 214 4.1
牛肉(ロース) 316 16.5 26.1 140 2.4
豚肉(ロース) 157 19.7 7.8 190  1.1

寺島健彦, 静岡県(伊豆市)に生息する鹿肉の成分分析, 健康プロデュース雑誌(浜松大学), No.5, 93-97 (2011)

安全性

富士山麓ジビエでは搬入される個体は、止め刺しをしてから1時間以内の個体に限り受入を行います。これは肉の劣化を防ぐためです。また受入個体は搬入時に厚生労働省のガイドラインに則ったチェック項目による確認を実施しております。

▼電解水生成装置
施設では電解水生成装置を導入しており、作業中には生成されたアルカリ水・酸性水を都度使用して殺菌を行い雑菌の繁殖を抑えます。また電解酸性水は一時的に生成される酸性水なので、時間経過と共にほぼ無くなっていくのが特徴です。

▼ショックブリーザー
精肉・トリミング後に真空パックをした商品は、ショックブリーザー(急速冷凍庫)を使い、肉の細胞壁が壊れやすい温度帯を一気に越えて-30℃まで冷凍させます。この事により解凍後も肉の美味しさを極力損ねないように致します。

▼トレーサビリティー
施設では個体識別番号(トレーサビリティー)を導入しております。

(例)  001 ― 181919 ― 002

個体番号 ― 捕獲日 ― 捕獲者番号

捕獲された個体が、どの個体か(個体番号)いつ捕獲されたか(捕獲日)、誰が捕獲したか(捕獲者番号)を明確にしています。捕獲者番号は猟師のページにて確認ができます。この事により捕獲者も緊張感を持って個体の搬入をしております。